ちょっとだけ酔った躰を電車の揺れにまかせる。
NYの日系無料誌に目を落としていると、
懐かしい歌が頭を流れてきた。
プラスチックス『コピー』
♪……あっちもこっちもコピーだらけ
オリジナリティーない、ない……♪
この歌は現在のコピペ文化を憂いているわけでもないし、
ぼくも、「これはこれで、これが今なんだろうなー」
そう思う。
まだ高校生だったから、30年以上前の歌。
手に持つ日系無料誌はそんなこととはまったく関係なく、
ただ第一面に並ぶ広告のキャッチ・コピーが気になっていただけで。
その彩りは行ったことのないアジアの雑踏を彷彿させるんだけど。
ホーチミンあたりってこんな感じだろうか?
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●「レンタル料金がなんと $0」
(携帯電話レンタル屋)
●「パソコン販売修理」
(パソコン屋)
●「アメリカで運転免許を取得しよう」
(自動車学校)
●「インターネットからデジカメプリント」
(カメラ屋)
●「困ったことがあったら…」
(パソコン修理屋)
●「値下げ価格で登場」
(携帯ショップ)
●「24時間営業。NY最安級。TV番組DVD」
(レンタルビデオ屋)
●「メモリアルデーウィークエンドに行く……」
(旅行代理店)
●「定期購読申込受付」
(日系出版社ー自社広告)
●「電話する際には『▲×』を見たとお伝え下さい。何か良いことあるかも!」
(日系出版社ー自社広告)
●「日本語でインターネットできます」
(パソコン屋)
●「DVD無料通販カタログ。毎週無料デリバリー。TV番組32%OFF」
(レンタルビデオ屋)
●「ワシントン桜祭りに行こう!」
(旅行代理店)
●「ローカル電話サービス始めました。全米カナダかけ放題、日本へは1時間無料」
(長距離電話接続会社)
●「毎日読める!毎日発刊!」
(日系出版社ー自社広告)
●「タックスリターン受付中!出張サービス行います」
(会計士)
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こんなコピーをぼんやりと眺めていたわけです。
コピーねー……。
21:30 駅到着。
今宵は早い。
■プラスチックス・『コピー』》■