♪長生きするため生きている
だからあんまり動かない
丸太みたいにゴロゴロしてる
「働きなさい」の忠告も
丸太だから聞こえない♪
題名は忘れてるのに歌詞だけは憶えてる。
それだけ、所ジョージさんの歌と自分の根っこが重なっていたからか。
今回の帰国、お泊りはゼロ。
おかげで東京の終電なるものを初体験できました。
どんなに遅く帰って来ても早起きです。
冬なのに窓が全開されます。
予定のほとんどは夜か午後。
そういったわけで母親の用事がない時は、
昼頃までコタツを相手に丸太する。
テレビをつけて丸太になる。
日本のテレビ番組、結構楽しみにしてたのに……。
4年に1度だけやってくる受難の時期と重なっていました。
どこに回しても。
どんな時間帯でも。
オリンピック。
オリンピック。
真央。
真央。
と、ここまで書いてきてスタンドカラー・シャツがちらつき始める。
マオ・カラーなんて呼んでた時期があったっけ。
真央。
真央。
昔だったら大地真央。
今は浅田真央。
勝っても真央。
負けても真央。
ソチでも真央。
練習を見る限り、どうしてもライバルの演技力が滑らかで美しい。
それでも、そんなことを口にするとにらまれる。
(非国民!)
そんな視線を浴びせられ、うっちゃりを喰らう。
だからアメリカに帰ってからボヤく。
初戦でリードされれば、
「統計では、逆転で優勝する人が多いですね」
と、なぐさめ。
最終結果が出ると、
「がんばりました。よくやりました」
と、健闘を称え。
少し時間が経ってもまだ喰らいつき、
「採点方法に問題がありますね……」
と、ゴネる。
こんな狂乱の中、丸太なぼくの脳味噌の端っこには、
軍靴の幻聴と提灯行列の幻影。
日本人らしくはない。
アメリカ人でもない。
第二・五者の耳には、眼にはちょっとヤバそうな幻が。
特にマスコミの論調に。
特に最後のゴネの部分に。
オリンピックに限ったことじゃないけど、
これだけ露に出てしまうものもなかなかない。
ただ単に実力が劣っていただけなのに。
運も実力のうちだし。
石原都知事は好きじゃないけど久々に同意できるところがあった。
入賞ごときで欣喜雀躍する人々。
選手はともかくとして周りがあれではね。
「●×より《マシ》」という評定基準はどこか哀しい。
そもそも、スポーツ観戦が嫌いな丸太だからこんな見方をするのでしょう。
オリンピックごときでここまで燃えてしまう人たちは何なんだろう?
億単位のお金でも向こう側にあるのなら別だけど。
ショーン・ホワイト君みたいにね。
まぁ、賭博関係の人が燃えるのはしようがないが。
それにしても
「感動をありがとう」
「勇気をありがとう」
持ち上げるだけ、持ち上げといて
「ストン」。
地べたに落としたまんま。
メダリストではなく、被害者といった方が近いかもしれない。
国民のおもちゃ。
一握りの人以外は。
競輪選手、公務員、営業マン……。
メダリストのその後を扱った番組が一番印象に残ってます。
丸太のせいか、戦闘意識が欠落してる。
スポーツの立場だと、《見る》よりも《する》。
《丁》、《半》をはるよりも壷を振る。
戦争になったら逃げますよ。
競争はきらいなんだ。
真央ちゃんみたいに、
♪とんで、とんで……まわって、まわって、まわって、まわ』った
円広志さん。
大ヒット『夢想花』での儲けは全部パチンコでパー。
数年をかけて。
あっぱれ!
日本で一番おもしろかった番組は、
深夜BSでやっていたもの。
陽水の歴史を追ったドキュメンタリ―。
DVD録画で見せてもらった永ちゃんの、歌詞間違え紅白サプライズ出演。