ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
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目クソ鼻クソを嗤う
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口に含んだ枝豆が空っぽの時は寂しい。
取りあげたムール貝が空っぽでも、それほどがっかりはしない。
「スープの中に落ちているだろう」という希望があるからなのか。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓


はずれだった……。
酒を飲みながらこんなことを考えていた。
もうちょっとましなことを考えればいいのだけれど。
別にくやしくて仕方がなかったわけではないけれど。

それにしてもニューヨークには空っぽのムール貝のような人が多い。
この街がそうなのか、この街がそうさせてしまうのか。
それとも運が悪いのか、僕自身に問題があるのか。
空の貝殻をつなぎ目のところでふたつに分けてスープをすくい啜る。
あわよくば沈んでいる剥き身のありつこうと。
山盛りにされたムール貝。そのすべてが空っぽだったらどうしよう?
ムール貝のワイン蒸はスープが一番おいしいんだけど。

この街の魚屋で買う貝類の多くは、塩水につけておいても口を開くことはない。
なにかを拒絶するように。


あー、湿っぽくなった。カレーでも作ろう。
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by seikiny1 | 2008-07-28 06:27 | ニューヨーク
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「美」とはなんだろう?
通り過ぎていく一人の中年女性を見ながらそんなことを考える。
万人が認める美というものは存在しない。
若ければ、やせていれば、華やかであれば、整っていれば……。
それは「ひとつの」価値観に過ぎず、人の醜が別の人の美であったりする。
「美」に限らず価値とはそういうもの。



それにしても人間はなんにでも楽しみを見つけることができる。
「苦いっ!」、「腹がいっぱいになるから」と言う人のいるビールを今夜も頂きます。
「日本産でなきゃ……」と思いつつも、なかなか手に入らないので今夜は中国産のうなぎで土用丑の夕食をとることにします。
君の毒だって、僕には喜びであったりする。
あー、おもしろいなー。
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by seikiny1 | 2008-07-25 10:03 | 日ごろのこと
禁じ手
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禁じ手

○○○○の自称「ラッパー」は、最近サーフィンにこって陽やけした顔をほころばせている。
『クリームソーダ物語』の中で著者は、
「ロックンローラーは日本酒を飲んではいけない。飲む時は、(友達に見つかるといけないので)夏でも雨戸を立てて飲むべし」と語っていた。




僕をアメリカに連れてきたものはたくさんある。前回に書いたロッキー青木さんもその一人だ。
そんな中で今、言葉として思い出すもののは、
『クリームソーダ物語』の最後に書かれていたもの、
"Pack Up Your Dreams and Go!"

雑誌ポパイの中で見つけた言葉、
「帰らない旅に出る」
このふたつ。

今でもすぐに思い出せるということは、あの頃(20歳)とてもその言葉に打たれたのだろう。
もちろん書いた人は、そんなことを毛ほども考えてはいなかったのだろうけれど。
与えることと、受け取るというのはまったく別の次元のもので、同じ言葉、同じ絵、同じ写真、同じ音楽……。
無限の可能性を秘めている。
一度歩き始めたものは独自の生命を持ち、変貌を続ける。

言葉は自分の言葉になる。
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by seikiny1 | 2008-07-18 13:49 | その他
ロッキーさんの死
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ロッキーさんの死

 ロッキー青木さんの訃報をNY1(ニューヨーク市ローカルのテレビ局)のキャスターが伝えている。窓の開け放たれた地元の図書館で読んだ彼の著書が、僕をこの国へと旅立たせたひきがねのひとつだった。
「ひとつの時代が終わったな」というのが実感。
 画面はもうCentral Parkで行われるBon Joviのフリーコンサートに列を作る人々を映し出している。
 やっぱりTVというメディアは僕には適わない。




 あたり前のことだけれど、テレビでは自分のペースで物事を進めていくということができない。たとえば、誰かの死を悼み自分の歴史と照らし合わせてみる、その人の本を引っ張り出しに行く、そんなことを思う前にまったく関係のないことで頭の中が掻き乱されてしまう。すぐに電源を切ればいいのだろうけれど、それほど素早くはないし、そこまで頭の回ることもない。次のなにかが始まってしまうと、もう余韻どころではなくなってしまう。
 テレビもビールも「生」に限る。そこには緻密な計算というものはなく、存在するのは概算のみ。そこに緊張感が生まれ、僕らにも伝わってくる。テレビの最大の魅力は「生」そして出演者。グラスは冷えているに限る。それ抜きのテレビは戦時中のラジオ放送とそう変わらないのではないだろうか?

 やっぱり自分のペースで歩き、立ち止まって道草を食える文字が好きだ。もちろんそこにも色々な思惑や伏線が仕込まれているのだけれど最終決定は自分で下すことができる。ページをめくるのは自分なのだから。ダラダラと見る、見せてしまうのがテレビの怖いところ。
 そういうものに慣れてしまった自分が一番いけないのだけれど。

 ニューヨークで放映されている日本語放送のニュースを見るたびに思うことは、
「もうちょっとましな切り方できないのかねー」ということ。
 素人目に見ても、本来のフィルムはまだ後が続きそうな勢いを見せながらも「プチッ」と切られてしまう。起承転結の結がハンケツのままで消化不良をおこさせる。放送局にやる気がないのか、「見せてやる」という姿勢で番組をお下しになっているのか、それてもエンジニアに才能と感性がないのか。
 それでもついつい見てしまうのがテレビの怖いところで、飼いならされた家畜の弱いところ。

 日本映画の黄金期は70年間だったという。

(ニューヨークタイムスの記事)
http://www.nytimes.com/2008/07/12/nyregion/12aoki.html?_r=1&scp=1&sq=aoki&st=cse&oref=slogin





p.s. 今日は小学校の同級生二人の誕生日。「おめでとう」
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by seikiny1 | 2008-07-14 07:19 | 思うこと
消えゆくもの
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<text>は下です(↓)




宝くじを買って帰る。

腹の底で喋る黒人男性。
目がとろけている白人女。
Ray Charales風の車椅子に乗った男。
腰をおろしたミルクケースの上から、あちこちにチャチャを入れるプエルトリカンの男。
誰もが傍に茶色の紙袋を置いている。

リカーストアを出て、家へと向かいながら鉄柵にとまっている鳩の姿を思い出していた。



今日は七夕。NYの天気は曇り。
織姫と彦星は会えるかな?
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by seikiny1 | 2008-07-08 09:08 | ニューヨーク
当て擦り火花発生器
今日は2枚です。
根気のある方は読んでみてください。

(拡大は画像をクリック)

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by seikiny1 | 2008-07-01 07:39 | アメリカ
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