ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
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魚の目

「いやいや、そんな目で見つめないでくださいよ」

 ここはチャイナタウン。氷を敷きつめられた台の上で、僕は大勢の同胞にまざり道行く人々を眺めていた。

 焦点は定まっているか?
 何か意味があって見つめているのか?
 どんな目をしているのだろう?
 わかっているのは、自分が何かを見つめているただそれだけ。自分の目の表情にいたっては、死んでもおのが目で確かめることはできないだろう。見てみたいようで、見たくない。どうせ、ろくな目付きはしちゃいないから。見ない方が幸せだろう。

 電車の中で、街角で、飲み屋のカウンターで魚の目をしていると、サバや、アジやイカが話しかけてくることがある。

「いやいや、そんな目で見つめないでくださいよ」
そんな時に僕は、チャイナタウンの魚屋に寝転がっているような気分になる。
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by seikiny1 | 2008-04-29 09:15 | 日ごろのこと
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