ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
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足の中のヨコモジ
 ニューヨークでのipodの売れ行きは好調のようだ。
 その時間の差こそあれ、ここも東京と同じで通勤の時間を電車の中で費やす人が多い。昨年暮れに決行されたMTAのストの記憶はまだ新しいことだろう。数万の人達が歩いて職場へと向かった。地下鉄はニューヨーカーの足である。
 ヨーロッパへ旅した時のこと。ある人と話しをしていた。彼の東京での印象は
「とにかく本や新聞をよく読む人達」ということだった。
-そうかな……。
 少しだけの違和感。考えてみればニューヨークでも実に多くの人が足の中で文字を追っている。最近でこそipodや携帯電話のゲームに没頭している人も目にするけれど、やはり主流は書物。そんな光景が頭の中に焼きついているからこそ、「とにかく本や新聞をよく読む人達」という日本の印象に違和感があったのかもしれない。
 日本でもそうだろうが、ここニューヨークでも足の中での読み物の主流は新聞だ。<人種のるつぼ>と呼ばれるこの街。その新聞もまた百花繚乱のおもむきがある。英語にはじまり、スペイン語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、アラブ語、ハングル語、……、そして日本語と実に様々な花が足の中で開いている。そしてずっと気になっていたこと。それは、
 僕の知る限り「縦書きの新聞は日本語だけ」ということ。本土の新聞はいざ知らず、今では数ある中国誌も横書きになっている。足の中のほとんどの目が左から右(まれに右から左)へと走る。我が同胞のものだけは上から下への場合がほとんどだ。

 コンピューターのモニター上の文章を追いかけていると疲れてしまう。もちろんモニターという媒体の性質もあるけれど、これを途切れなく長時間にわたって続けるのかなりはしんどい。もちろん子供の頃から横書きの文章はあった。しかし、今ほど氾濫はしていなかった。その多くは縦書きで、目の動きや、脳の働きに縦書きの文章を追う回路がしっかりと出来上がって固まっているのだろう。
 最近では長文を読む際は一度すべてをコピーしてwordに貼り付けてから縦書きに組みなおして読む事にしている。これだと集中することもでき、長時間読み続けてもそれほど苦にはならない。
 日本でもコンピューターのモニター上の文章を追いかけることが「あたりまえ」となりつつあるのだろう。そしていつかは横書きの文章が日常の主流を占め、目の動きや脳の働きもそうなっていくのだろうか?その時我々はどうかわっていくのだろう?
 縦書きから横書きに変わったニューヨークの中国人達。これを追ってみる価値は十分にあると思う。まだ表面化はしていないけれどその影響はかなり大きいはずだ。

 なぜだろう?
<書く>という事に関しては横のほうがスムーズに事が運ぶ。それはノートという道具をずっと使っているからかもしれない。しかし、それでも日本の道具(筆ペン)を使う時は「やりにくい」。縦に書くための道具あるからだろう。これと似た経験がある。それは初めて万年筆で物を書いた時。まだ中学生だった。

 縦のものを横にする。
 この事は簡単なようで簡単ではない。すべてのことに影響を及ぼしていく。せめて紙媒体の上ではいつまでも縦書きであってほしいと願う今日この頃。


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よこもじ【横文字】横書きにする習慣の文字。特に西洋の文字。転じて西洋語。
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by seikiny1 | 2006-04-14 05:19 | 思うこと
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