ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
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ルィ・ヴィトンの鞄
 さて、この年末にどれだけルィ・ヴィトンのバッグが売れたのだろう?
 一年間一生懸命に頑張った自分へのごほうびとして。そして愛するガールフレンドのために。

 先日、ある人から「なぜエキサイト・ブログを使っているのですか?」、との質問を受けた。ここでは、「なぜブログを始めたか?」、という理由は置いておき、「なぜ数あるサーバの中からエキサイトなのか?」、ということを自問してみた。コンピュータにはさして明るくない僕でも、日を重ねるにしたがい「エキサイトは使いにくい」という思いが募ってきている。僕に発せられた質問の背後には「どうして、よりによってエキサイトなの?」という言葉が秘められていたのかも知れない。
 理由は海外にいるあまり知識のないユーザーということに尽きる。

 インターネットの普及で海外にいてもある程度の情報は手に入る。ただ、そこから先へ行けるのは当人の知識と、貪欲さによる。これらを持っていなければ深いところまではなかなかたどり着くことはできない。そこそこ、というところで満足してしまう。しかし知識と貪欲さがあれば情報量は飛躍的に上昇する。
 アメリカへ帰って来てすぐに日本の知人から聞いたブログなるものを試そうと思った。彼から聞いたサーバー二社をのぞいて見る。しかし、今ひとつピンと来るものがない。ためらわずにyahooへ飛んだ。どうやらブログはやっていないらしい。MSNはあまり使わない。そこで以前、無料メールのアカウントを持っていたエキサイトへ行ってみた。ろくに調べもせず、まぁ調べても知識の持ち合わせが少ないので詮無い事であっただろうが、ここに決めた。

 やはりメジャーというものはとてつもない力を持っていると思う。気づかないところで自分の回路の中にそれは組み込まれている。そして、あちらもそういう人が多くいる事を知ってか、広く門扉を広げて待っている。「あそこの玄関先までたどり着けば何とかなるかもしれない」、という飢えた旅人達をやさしく迎え入れてくれる。これはメジャーになるためにはまず飛び越えて進まなければならないハードルのひとつなのだろう。
 確かにそこの海は広くて、凪いでいるように見えるかもしれない。しかし、海面下ではいくつもの故意、偶然などという名の海草が足を絡めとろうと待っているかもしれない。水の中で目を開けることができないならば泳がぬに越したことはない。凪と嵐は背中合わせなのだから。やらなければならないのは、その凪いだ海で知識や知恵といった泳ぎ方、そして体力を身につけることだろう。

 メジャーを思考するものは多い。
 その一方でマイナーにこだわる人もまたいる。メジャーの拘束では出来ない事を追い求めて。メジャーの静かで危険な海にとどまることなく、波が高く深海を持つマイナーの小さな海へ身を投じてみよう。そこにも危険はあるかもしれないが、また別の何かを発見することが出来るかもしれない。その中で泳いでいるだけではわからないメジャーの海の違った面を発見することが出来るかもしれない。

 今日、ニューヨークのJFケネディー空港へ行った。クリスマスイヴとあって、年末へ向けての長い休暇にどこかへ出かけるのだろう、地下鉄から空港内を走る電車への乗換駅の混雑振りは尋常ではなかった。人々は数台の乗車カード自動販売機の前に長蛇の列をなしていた。「これだけの人数をさばくのに一体何十分かかるのだろう?」。不安になりながらも列の最後尾につく。
 数メートル離れた場所で、「五ドル(乗換駅から空港までの運賃)のカードはここにあるよー!」、と大声で叫んでいる男がいる。だが、警戒しているのだろうか人々は寄り付かない。しばらくして彼はエプロンを着込んだ、その直後に人の波が彼を包んだ。彼の着たエプロンには交通局職員でなければ手に入れることが出来ない「MetroCard」のロゴが大書されていた。彼は中近東系の男だった。

 人々はメジャーというものの後ろにある<安心>を選び、買うのだろう。

 長い歴史のあるルィ・ヴィトン社のバッグ。実用的であり、その作りもしっかりとしている。そこで<安心>を手に入れたらしっかりとディテールや、会社の方針にも眼を開いてみてはどうだろうか?そして、次のクリスマスにはマイナーな海の中から自分への、彼女へのプレゼントを選んでみては。
 安心の向こうには冒険という道もまた続いているはずだ。
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by seikiny1 | 2004-12-25 09:49
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