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ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
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雷雨、月をつかみに
「あるはずなんだがなー……」
あるべきものが見つからないのはきもち悪い。
別に、あるべき場所になくってもいいけれど。
自分のものであれば、またいつかどこかで。
大抵の場合、なんとか気持ちを抑えつけることができる。

昨日からCup Noodleが食べたくて。
ビールを空にして出向いた近所のスーパーにはない。
いや、BEEFとCHICKENはあるんだが。
食べたいヤツがない。
思い描いていた絵が破れていく。

悪魔の囁き。
「Chilli Limeはおいしいよ」。
たまにではあるけれど、悪魔に魂を売るときがある。
まさに昨夜がそんなときだった。
ちなみに昨夜は満月の一日前、そんな夜だったせいか。

結局はビール4本の勢いで、
「ま、いいか」
と、いさぎよい。

しかし、
月の軌道と同期するかのように大きくなる一方の妄想。
「よし、あしたは誠心誠意さがしてみよう」
気持ちを寝技で押さえ込み、夜が明けてからのルートを考えてみる。


蒸し暑い……。
サンダーストームの予報に変更をした予定。
今日は傘を持って歩く気がしない。
かといって、レインコートでは心もとないし。
昼過ぎからのお店廻り。
4軒のスーパー、2軒のファーマシー。
それはともかく、
どうしてアメリカの扇風機って涼しくないんだ。
勢いはあるが風が細い。


2年前か、3年前か。
定かじゃないが見たことはある。
しかも徒歩5分にある昨夜のスーパーで。
似たようなものが数種あり、
TABASCOロゴが入っていたり、唐辛子マークがかわいくカーブしていたり。
あの日買ったものにはTABASCOの小さな袋が入っていた。

今ではCHICKENとBEEFだけ。
PORKすらもない。
その上、棚占有率でライバルに完敗。
MARUCHANの半分ほどの量しかなく、以前と立場が逆転している。
お見合い結婚の前後みたいだ。

問屋筋との取引なんてのもあるだろう。
その上、ここ数年、このエリアの白人率の上昇は凄まじい。
プエルトリカン、黒人たちが駆逐され、
白人たちが「わが街を!」と社会活動に元気がいい。
以前、殺風景だった商店街が今ではトレンドとしてテレビや雑誌に。
健康オタクの多いこの人種にとってCup Noodleなんてのは、
ノン・スモーカー vs スモーカー
そんな図式にも似ているのかもしれない。
公式だと、
Ramen Noodle=貧乏人
そんなのもある。
ニューヨークのレストランではここのところRamenブームだが、
それとインスタントはまったく別の世界にいまだにある。
それよりも出されたラーメンはすぐに食って欲しい。
ま、日本でもインスタント・ラーメン文化は独自世界を築くが。


実はこのChilli Lime味。
アメリカ西海岸の人が教えてくれたもの。


《食の境界線》というのがあるらしい。
そこを超えると、
天ぷらにはソースであったり、天つゆであったり。
赤飯に砂糖を入れたり。
そんな線。
もしかしたらCup Noodleにも境界線?



結果は、昨夜よりはマシというものだった。
マシという価値観はどこか悲しいね。
なぐさめられてるみたいで。
妥協。
Spicy Chilli ChickenとShirmp Picante Styleで手を打つことに。
こだわりを質に入れ安楽を手に入れる。
こだわりと。そして妥協……。

「こだわるっていうのは、結局、楽に生きるってことなんだよねー」
ミッキー・カーチスさんの声が聞こえてくる頭をふりふり帰途へ。

遠くで雷が鳴り出した。
月が見れない。





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by seikiny1 | 2010-05-28 08:27 | 日ごろのこと
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