ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
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立ちどまるな ふりむくな
ひと休み。

しばらくは30℃近くまで上昇する日々だってけど。
その上湿度も高くて。
とはいえ朝晩は少し冷え込むし、
冷房の効き過ぎた地下鉄も珍しくはないので、
出かける時には薄手のパーカーを羽おって。

暑くなってくれば立ちどまって脱ぎ、
手に持ち、腰に巻き、カバンのある時は入れることも。
そんな時、何かの音がしてふり向くことだって。



さてさて。
NYPD(NY市警察)にビデオを公開された男性は誰だったんだろう?
白人、40歳くらい。
危険物を積んだ車:ニッサン・パスファインダーから煙が立ち上る前に、
立ちどまり、シャツを脱ぎ、カバンに入れ、ふり返った後に歩き出した男。

「ドキリ」。
ビデオが公開されたとき。
容疑者として別の男が拘束されたとき。

<あの時>、<あの場所>を歩いていた可能性はゼロじゃない。
植物園へ行かなかったら、
移転したブックオフ・ニューヨーク店をのぞいていた確率は高い。
冷房が効いた店内では上着に腕を通していたかもしれない。
歩いているうちに汗ばんでしまい、
立ちどまって脱いでいたかもしれない。
ブックオフへ行く時はいつも大きめのカバンを持っていく。
誰かに呼ばれたような気がして、
振り返っていないとは限らない。

被害者として爆弾事件に関わるのはもちろんいやだけれど、
心情的には日常の行為を<不審>と断定されてしまうことの方が怖い。

もちろん警察だって絶対的に材料が不足していたのだろう。
すべての可能性をしらみつぶしにしていく中、
わらにもすがる思いで観光客が撮ったビデオを公開したのだろうが。

とりあえず、シャツを脱いだ男のその後を耳にしていない。
拘束した男のニュースに埋もれてしまっているのかもしれないが。


それにしても容疑者の男。
パキスタンからアメリカに帰化した30歳の男。
「俺ひとりでやった」はいいけど、
車は1週間前にネットの掲示板を通して購入したという。
個人売買で。

報道があるまではてっきり盗難車だと決めつけていた。
刑事番組の見すぎかもしれない。
警察だってきっと驚いているはずだ。
自分の車をあんな事件に使うなんて、
「あーもしもし。オレオレ……」
と、見かけたことすらない老人に自宅から電話をかけるのと変らない。
ここはやっぱり盗難車でしょう、常識的に考えて。
自分の車じゃ間違いなく足がつく。

こいつはアホなのか?
それとも背後に何かが隠れているのか。

それにしても気になるな。
シャツを脱いでしまった男。


レディーのすべては女性だが、
女性のすべてはレディーじゃない。
誤りを謝らない権力は、
エレベーター前でふんぞり返る非レディー女性のよう。

足利事件のあの人にあの人は謝ったんだろうか?



6年ぶり。
饅頭屋の玄関には知らない名前ののれん。
そば屋はラーメン屋になっていた。
鶏肉店は昔のままだが、
さすがに車庫のボクサー犬2匹はいない。

昔つけた足跡を確かめるように、
きょろきょろしながらゆっくり歩く。
故郷はいつの間にか車社会になっていて、歩く人の姿はない。
《不審者に注意!》
電柱に巻きつけられた看板。
「……」


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by seikiny1 | 2010-05-07 08:38 | 日本とアメリカと
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