ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
お願い
当サイト・メインコンテンツ内にある全ての著作権は筆者に帰属いたします。無断転載及び流用は固くお断りいたします(トラックバックに関しましてはこの限りではありません)。
以前の記事
カテゴリ
昇降機女子
空っぽでした。
まるで泥酔翌朝に見る財布の中身。
いるはずのものがあり、いません。
もっとも、そのことに気づき認識をしたのは少し後になってからですが。


小さな書店が消えてしまったとはいえ、
アメリカのBarnes & Noblesの一極支配とは違う。
日本では書店によって品揃えがまったく違っていたりします。
買い手としては嬉しく、ありがたい。
お店の仕入れ担当の方がそれぞれまったく違ったツノを立てています。

あちらこちらと行ってみる甲斐があり、
ついついハシゴしてニヤニヤ。
ただ、今回まわった書店のうち、客が検索できるシステムを設置しているのは有斐閣だけでした。
その反面、どこの書店でも店員さんが親切に本探しをっ手伝ってくれ、
「本に対する知識・想いが深いな~」と実感。

たまの日本。
東京地方で腰を落ち着けた場所、最寄りの都会(?)である町田市の書店に足を運びました。
荒川洋治という人の本を探して。
ある程度揃えていたのはリブロ。
しかし、ここも
「担当者が変わりましたので、お求めになるのであれば今のうちうに」
と釘をさされ。
こういった脅迫にぼくは弱いんです、実に。
おかげで帰りの荷物はあわや重量オーバー(5000円)となる危機に。


それにしても、街の構造のせいなのか、
書店はほとんどはビルの中。
しかも上層階。
そういったわけでエレベーターで上がります。

高層商業施設を使うときの決まりごと。
上りはエレベーター。
下りはエスカレーター。

アメリカ生活での習い性なのか。
あたりまえだけれど、それほど急ぐ用事がないからなのか。
エレベーターを出るのはいつも最後。
そんな時にいつも目にしていたのが、
若い女の子が《開》ボタンを押したままドア脇に佇む姿。
それもみんなが、みんな同じ表情をして。
「苦悶」という言葉が浮かんで消える。

「お先にどうぞ」と言うと、
はじめは驚いた顔。
次に申し訳そうな顔に変化して、
頭を下たまま目を合わすことなく早足に降りて行きます。
不思議共通しているこのパターン。
あとひとつの共通パターンは、
男、年配の女性はあたりまえのようにさっさと降りてしまい、
それぞれの目的地へ散っていく。
いったい何をそんなに急いでいるの?

ここでぼくが言いたいのは
「エヘン。アメリカ帰りさ。レディ・ファーストはあたりまえでしょ」
なんてことではないです。
どうして、その役回りが若い女の子担当と暗黙のうちに決まり、
彼女らその立場を嫌々ながらも受け入れているのだろうか、という疑問。

彼女らのどこかツラそうな、哀しそうな顔が今でもツムジの裏側に焼きついています。

ぼくは何でもかんでもレディー・ファーストではないし、
その上にアグラをかき当然のこととしてふんぞり返っている奴らは
廻し蹴りをくれてやりたくなるほど嫌いです。
それでも、日本のエレベーターのこれはなんだろう?


二日酔いの朝、いつの間にか消えてしまっている20ドル札のような女性たち。
気づいてみるとデパートにさえエレベーター・ガールと呼ばれた女性たちがいませんでした。
うつむいていた女の子たちは彼女らの名残なのでしょうか?
男が先でも、女が先でもなく。
ガキだから年配だからでもなく。
気づいた者がやったり、やられたりすればいいのに。
誰も偉くないし、下僕でもない。





最初にエレベーター・ガールを日本に取り入れたのは、
1929年上野・松坂屋でのことらしいです。
もしかしたら、罪なことしちゃったのかな、松坂屋さん。




にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報
[PR]
by seikiny1 | 2010-03-16 10:19 | 日本とアメリカと
<< テレビこわい 型押し >>
記事ランキング 画像一覧