ニューヨーク、街と人、そして……
by seikiny1
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足かけ
 4ヶ月だった。
 週に3、4日。平均して6ページほどを埋めていく。綺麗に書くことはできないので丁寧な文字で。
 昨日までほどある程度の分量を持つ文字を丁寧かつ、継続的に書いたことはない。2番目に続いたのは、小学時代の夏休みに記した日記。とは言っても、毎年8月の終わり頃にまとめて書いていたのだから、今回が初めての経験になる。
 文字を覚えて42年目の初体験。

 手帳サイズのノートを使ったので小さな文字を書かねばならず、1日分を終えるのに1時間ほどがかかる。
 今、こうやって書いているのは大判のノートに、大きく乱雑な文字。同じ分量の文字を書くのに要する時間は、昨日までのものの2、3割程度だろう。その上、昨日までは難しい文字に突き当たると辞書を引いていた。
 今日、すんなりと丁寧という文字を丁寧ではない文字で書くことができたのも、しばらく辞書を引きながら書いていたことの賜物だ。

 僕の思考速度には乱雑で大きな文字の方が合っている。ペン先が頭の回転ととほぼ同期をしながら進んでいく。ほんの少しだけ違うから、時々微調整をしてやらなければならないけれど、そんな手間も昔乗っていたバイクのキャブレターを調整するようで楽しいこと。
 これが丁寧で小さな文字になってしまうと……。
 ペン先と頭の関係がギクシャクしてしまって、とんでもない所になんの脈略もない文字が登場をしたりすることもしばしば。消しゴムを使うことはできず、修正液も使いたくはないので、小さなノートのあちこちは×点や、グシャグシャ・マークで、まるで虫に食われたかのようになっている。プラス、なんとか誤魔化し得たそこだけ肉厚の文字。
 しかし、たった一回限りの勝負。ぶっつけ本番というのは、とても気持ちのいい緊張感に包まれていて、これは癖になりそうだ。勝負と書いたのは、昨日までのノートは人に読んでもらう事を前提としていたから。
 また、頭の働きというのは指の動きの影響を受けるのかもしれない。丁寧な文字を書きながら、
「あ、ここんとこ、いつもの調子で書いていたら絶対にこんな風にはならなかったな」という箇所によく遭遇していた。

 昨日迄で、ひとつの目標に到達したわけだけれど、これからも丁寧に書くというアソビを細々と続けてみようと思う。

 最後に車を運転してから、早いもので13年が経つ。
「早く目的地に到達すること」だけを考えていたあの頃。
 今、また、ドライバーズ・シートに身を埋めたらどんなアクセルの踏み方をするのだろう?
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by seikiny1 | 2009-07-16 01:24 | 日ごろのこと
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